2015年9月3日木曜日

割合を決める

府中市のK様のカーテンを発注しています。
事前に絵では見て頂いていますが、
最終確認時の微調整はお任せ頂いたリビングのカーテン。
寝かせてみて上や斜めから見てみたり…
 
同じ仕上がり丈の展示カーテンと合わせてみたり…
 
もう一回、絵の割合を確認してみたりして、
無事に確定しました。
割合は…………
 
 
 
 
当初の予定通りです!
(だいたいこのパターンなんですよね…笑)
 
 

2015年9月1日火曜日

難しい窓

 
内倒しの窓がお部屋の3方向に設置されているH様の主寝室。
開けた時に壁よりも手前に来てしまうのが問題です。
価格を気にしなければ色々な方法があるのですが、
何となくプランとしてのバランスも悪い気がします。
そこで、お勧めしたのは各窓の位置関係を配慮して生地選定をした
上下筒縫いのタペストリータイプ。
窓のフレームの奥行きを活かして取り付けます。
考えれば色々とアイデアが出てくるものです。
発注は既に完了しました。
出来上がりを楽しみにお待ちください。

2015年8月31日月曜日

レースの裾

本日納品させて頂いたK様のレースです。
今までお使いになっていたものはウエイト巻きロックでしたが、
その部分が避けてしまっての掛け替えでした。
今回はそのような事態を避けるため、裾の処理を一工夫。
小さな折り返しにウエイトチェーンを落とし込んで、
本縫いで仕上げる方法にしました。
裾の処理方法はお部屋のテイストやお客様のご要望によって
その都度最適なものをご提案しています。

地図を旅する

当店から遠く離れた山間の道。
ナビのエリアを広く設定して道のりを確認する。
小さな川があって長そうな橋がある。
山の大きさから行って橋の高さもかなりありそう。
ゆるやかなカーブをいくつか過ぎて山の頂上付近でふと目が止まる。
突然の長いストレート。
ナビ上に見える山の名前は、道から遠く離れた場所に何か所かだけ。
その瞬間、ここには素晴らしい景色が待っていると確信した。

一人旅をしている時は、いつもこうして地図を旅していた。
観光地には興味は無かったし、
その土地の美味しい物を食べられるほどのお金も無かった。
テントを張ってランタンを点けると、長い夜を地図を見ながら過ごした。
今も、どこかに行く時はついつい地図を見て空想してしまう。
この道は景色が良さそうだ…
こんな場所にある川はキレイなんだろうな、蛇行が多いから川辺に降りられるかな…
街中を通過するなら、ここを曲がって一面たんぼマークのこの道を走ろう…
地図の旅はお金の掛からない最も楽しい時間の使い方だった。

仕事終わりの帰り道。
山に入る手前のコンビニで、
売れ残りのシーチキンとドライカレーのおにぎりを買う。
本当は発泡トレーに最初から海苔が巻いてあって、
おにぎりの間に沢庵が入っているのが良かった。
スペシャルな昼食だから、こだわりたかったけど仕方ない。
でも、まあいいか。
それを差し引いても、最高の時間になることは間違いない。
なんてったって絶景~!


2015年8月29日土曜日

ぐにゃっと曲げて打つ

W様の工事で最も時間がかかったのは房掛けでした。
既に設置されていたタンスと壁との間に
インパクトドライバーが入らないため、こんな道具を使います。
房掛けのビスは細いので、力が逃げやすいこの方法では
ビスをなめてしまうことがあります。
そこで、まずは違うビスで下穴を開けてから。
はしょらない、急がない、大丈夫だろうと思わない、
ご新築工事の三大原則です。
 

2015年8月28日金曜日

数秒が数年

縫製担当のart-k後藤です。

ぱっと見て、ここら辺が良いかなと目星を付けた柄位置。


そこからもう一度メジャーを当て計り直してみます。
「イマイチ」と判断して別の場所で頭と裾の柄位置を決めていきます。
数秒~数十秒の事ですが、この柄位置で何年も飾られる事になりますから。

物によっては非常に裁断しづらい場所でカットする事になり、手間を増やす作業ですが、
私たちの今が、このカーテンのこの先数年を決めていると思うと、ね。

良い柄位置ありましたっ

2015年8月26日水曜日

柱はどこに

小田原市のY様の現場です。
図面上では両端に柱のきている巾2340㎜の掃き出し窓。
在来工法のピッチでは2560㎜になるので、200㎜合いません。
柱の間の縦桟がどのようなピッチになっているのか気になっていました。
採寸時に確認すると窓上の中央のパテが左側に寄っています。
取り付けるのは装飾レール。
お客様にはアンカーの利用の許可を頂き、
ご注意点を説明してご了承頂きました。
図面上で両端に柱が来ていなかったら…
レールのご提案そのものを変えていたと思います。
カーテンプランは決して生地の組み合わせだけではありません。

N様吹き抜けバーチカル

大磯町のN様の吹き抜けです。
3連のFIX窓は下の掃き出し窓より若干幅が狭いのですが、
仕上がり巾は揃えます。
一つは見た目、もう一つは窓の右横にある柱にビスを効かせるためです。
操作は右操作。
出入りは右からが多いとのことですので、
この場合右操作・左寄せにします。
これによって操作位置から動かずに出入りが可能です。
入隅側に操作がくると柱まで届かないことも理由の一つです。
その他、風を入れる時や外からの見え方と窓近くの明るさの関係など
色々とお話をさせて頂きました。
メカ物一つでも、大事なことが色々とあります。
 

2015年8月25日火曜日

W様工事準備

明日は平塚市のW様のカーテン工事です。
お盆前からのバタバタで、事前報告が出来ず、
前日を迎えてしまいました(ごめんなさい!)
いつも通り、全ての発注、部品点数、納品チェックを終えています。
あとはバッチリ仕上げるのみです!
 

2015年8月23日日曜日

敢えて、しない

4連の滑り出し窓にバランス付シェードをお納めしたY様の現場。
通常、このような窓の場合は『柄合わせ』と言って、
同じ位置に同じ柄が来るように作るのですが、
今回はY様との打ち合わせ段階で『柄合わせを敢えてしない』ことにしました。
本当の自然のように、花や緑がランダムにあるように…。
4連の窓だからこそ出来る手法です。

2015年8月22日土曜日

Y様事前準備

明日、バランスとシェードの幕体交換をお納めするY様の
準備をしています。
コード類は汚れていたので新調してすっきりと。
コードの長さや動作確認も済ませて明日を迎えます。
全部バッチリOKです。
明日、宜しくお願いします。

ベランダ窓に想いを

数か月前に、生意気にも(笑)、業界紙の取材を受けたことがありました。
その際、『オリジナリティを加えたプランが好評なのですか?』
という趣旨の質問を受けました。
僕が一番誤解されたくないところだったので、
『違いますよ』と答えました。
当店ではちょっと変わったプランをご提案することが多いのですが、
他店さんとの差別化が目的ではありません。
お客様のお部屋のイメージや、カーテンに期待されていること、
そんな色々な事をお聞きしていく中で、
結果的にそうした形になることが多いのです。
大事なのは、お客様の気持ちや想いをどれだけプランに反映できるかであって、
『この生地とこの生地を合わせると素敵でしょ。他店さんでは出来ませんよ』
と言うためにプランを作ってはいけないと思っています。
そしてそれは当店が最も大事にしていることです。

K様が他店様のお見積もりを持って来店されたのは2週間ほど前でした。
その後、現場を拝見してお店でのお打合せをし、
最後の現場打ち合わせまでの間、スタッフとプランについて色々と話をしました。
各居室のプランが出来上がり、あとはご提案するだけという段階で、
ふと気になったのは2Fのホールのベランダ窓でした。
ご予算の関係で、他店様のプランのままお手頃価格のロールスクリーンになっていて、
私もスタッフもそのままでいくことが暗黙の了解になっていました。
『この窓のロールスクリーンって、奥様のイメージからちょっと離れているような…』
『確かに…ちょっと無機質な感じかも』
という一言からもう一度、K様のご新居にとってあの窓がどういう位置づけで、
どんな役割(風を通すとか洗濯物を干す際に出入りするとかではなく)を持つのか、
話し合いました。
寝室の壁紙や候補生地を見ながら、
2Fの色の流れも考えつつご提案したのは当店で人気の刺繍レース。
ひねりを加えたりはせず、ただシンプルにこのレースを掛けるだけです。
でも、今日のお打合せで奥様はとても喜んで下さいました。
私たちがしなければいけないこういうことなんだと、改めて感じました。

2015年8月21日金曜日

S様浴室ブラインド

浴室窓のテンションタイプのブラインドには、
当店なりの取付基準を設けています。
一つはサイズが幅は60㎝・高さは110㎝以内であること。
テンションタイプはもっと大きいサイズにも対応していますが、
これはあくまでも固い窓枠を想定しており、
ユニットバスの樹脂枠に当てはめることは出来ません。
もう一つは、既にお住まいになって何年か経っている場合は不可というものです。
テンションタイプに使用するシールの力が弱くなることが理由です。
 
前置きが長くなりましたが、
写真は本日取り付けたS様の現場です。
以前付いていたブラインドのテンションが強すぎて枠の間が開いてしまい、
ご主人がコーキングをして補修されていました。
幅も120㎝あります。
そこで、テンションとブラケットを併用しました。
それぞれの現場にそれぞれの対処法があります。