2013年3月6日水曜日

カーテンレールの選び方














本日採寸に伺ったO様のリビングです。
ナチュラル色の床にマホガニー系の窓枠です。
そして装飾レールの色はダークマホガニーです。
なぜ?
それはO様がお使いになる家具の色に合わせたからです。
窓枠はカーテンを掛けると見えなくなります(レースは閉めていることが多いので)、
床はダイニングセット、テレビボード、ソファが置かれると、
これもまたほぼ見えなくなります。
その結果、お部屋に入った時に最も印象に入るのは、
家具の色だからです。
また、お選びになったカーテンともダークマホガニーが最も合う色でした。
レールはカーテンが決まってから、
お部屋の完成形をイメージして選ぶことが重要です。


お昼ごはん

酒匂川の中流、右手は土手と松並木、左に富士山という
ゆったりとした時間の流れる住宅街。
採寸した現場は一年前にご新築のカーテンをやらせて頂いたI様の隣でした。
庭から声をかけてくださり、お客様と共にI様のお宅へ。
『カーテンいいよ~』

無事に現場打ち合わせを終え、
少し離れた場所に車を移動しました。
今日はここでお昼ごはんです。



レールと部品チェック



















発注したレールが入荷してきました。
取付までまだ日のある現場もありますが、
部品の確認は出来るだけ早くしています。
発注漏れや手配ミスがあっても、
再手配すれば工事に間に合うからです。

いつも通り全ての梱包を外して、
明細書と照らし合わせながら、
「この窓はこのブラケットとこのレール、房掛けはこれ」と
1窓1窓、部品の種類と数を確認していきます。
合っていれば一つの箱にまとめて、約定札を貼ります。
この写真の分で4時間位でしょうか。

数年前はやっていませんでした。
発注時にあれだけ気を付けているのだから、
間違えるはずはないと。
でも、やっぱり起きるんですね。
だからこの作業は全てに優先してやっています。






2013年3月5日火曜日

Y様シェード

縫製担当のart-k後藤です。
有効生地巾150cm1枚で、41cmのシェード3枚。
縫いシロで普通は合わない脇まで柄合わせ。ザ・裁断マジックですよ☆
(サイトーさん、左右の組み合わせは、窓の距離如何で見映え良い方に入れ替えて下さい~。)


補足で。
縫いシロを引いた1枚の位置は、この状態。
柄位置を調節して切り分け、左右を入れ替えています。

レールの取付高さを決める














今日はロールスクリーンの工事に出かけた以外、
週末にご注文を頂いたお客様の明細書を作成していました。
偶然にもリビングは皆一間半の窓でした。
それぞれの寸法の出し方をご説明します。

まずはM様。
和室を入れず広くとったリビングに梁現しの高い天井です。
通常当店では窓上10㎝上を管下(カーテンを引っ掛ける輪っかの下端)にしていますが、
M様の現場はこうした状況を考慮して16㎝上にしています。
ただし、気にしているのは窓や天井の寸法だけではなく、
カーテンを閉じた時の「縦横比」です。
隣にくるシェードがW50×H110という小さいサイズでしたので、
それより上にするのは止めました。

次はS様。














一間半と一間の組み合わせです。
天井高が240㎝であることを考慮して、
M様ほど高くせず13㎝上が管下です。
ポールの細いアイアンレールは、
窓から上げ過ぎると一体感がなくなる印象ことを考慮して
この位置にしました。
10㎝上でも良いかなと悩みましたが、
フロントに縦方向に刺しゅうの入ったレースが来ますので、
圧迫感は出ないだろうと判断しました。


最後はT様。















梁現しの高い天井に一間半と一間の腰高窓です。
レールはレガートスクエア。
こちらも悩みに悩んで13㎝上が管下です。
もっと上げても良いのですが、
お選びになったのが北欧系のプリント柄でしたので、
あまりインパクトが大きすぎないような位置にしています。

どの現場もバッチリ仕上がると思いますので、
楽しみにお待ちになってください。






2013年3月4日月曜日

キャップの加工



















2世帯住宅のS様の工事準備中です。
機能性レールのMキャップはダブルはありますが
シングルが無いので、
カットして当店だけのオリジナルシングル仕様を作ります。
今まで多くの現場で採用しました。
もう一つポイントはブラケットをシングルではなく
エキストラシングルにすること。
これで見た目がかなり違います。
写真は余ったレールで奥行をチェックしているところ。
今回も隙間なくバッチリです。




今週も元気に行きましょう~

縫製担当のart-k後藤です。
今週も宜しくお願いします。

写真は、Y様のシアーですよ。
これから縫製に入ります~

2013年3月2日土曜日

無駄足とは言わせない














M様の現場打ち合わせの後、
昨日現場打ち合わせをしたY様の現場に再度行ってきました。
左の一間半と右の一間のベランダ窓は、
床からの高さが2㎝違います。
この場合、当店ではレールの高さを揃えるのですが、
(=窓の上からの高さは2㎝変わる)
窓上の壁面が少なく距離も離れているため、
果たしてそれがベストなのかどうか気になったのです。
昨日は揃えるつもりでした。
今日、再度伺って、じ~~っと見ること数分。
やっぱり、昨日決めた通りにします!

友達以上恋人未満の距離














本日、お打合せをさせて頂いたM様のシェードです。
裾に足すグリーンにドンピシャで合う色が無かったため、
お客様には「緑の花と裾の無地の間を空けて継ぎます」とお話ししました。
(近いと色の微妙な違いが際立つため)
とここまでは良いのですが、これが大変(笑)。
もうかれこれ何十分も、上を伸ばしたり下を伸ばしたり、
柄の始まりを変えたり上下のバランスを変えたり…。
「仕上がり丈を変えたらどうか?」ってことになり、
さらに上を伸ばしたり下を伸ばしたり…。
結局、ここに落ち着きました。
ゴトー君、これで頼みます!



2013年3月1日金曜日

またまた房掛け取付中

 

ペンチで挟んでいるものは先日のブログで紹介した
房掛け用のアンカー「アリゲーター」です。
今回は下地が「ない」のではなく、「遠い」為に使いました。
と言うのも、一部の商品は付属で付いているビスが短いのです。
あと1㎝長ければ…
露出するビスの色を房掛けと違うものに変える訳にもいきません。
そこでアリゲーターの出番になるのですが、
これをそのまま入れると今度は長い(壁からはみ出てしまう)のです。
そこで入る長さを測ってカットします。
安心して使って頂くための一手間ですね。



あなたが私と居ない時

ここのところメールの調子が悪く、
送ったメールが戻ってきてしまいます。

つい先ほど、取引先の現場監督さんに
本日打ち合わせをしたお客様の件でメールをしました。
すると私のPCにメールが届く音が…。
「また戻ってきちゃったかなあ」と思って受信トレイを覗くと
監督さんからの返信でした。
まだ仕事してたんですね。

このブログは
お客様が見えない所で私や加工所さんが仕事をしている風景を
見て頂けたらと思って始めました。
そこに多くの方が漠然と抱えている
「オーダーカーテンって何だろう?」という疑問の
答えがあるような気がしたからです。
そしてそれは僕らだけではなく、
工事に係った全ての業者さんに「お客様が知らない風景」があり、
そんなことに思いを巡らせて頂けたらなあと思います。

ブログタイトルの「Go to the sight!」とは、
お客様が喜ぶ風景を見るために、
私たちがしていることを紹介するブログ、という意味で決めました。
ゴトー(Go to )、サイトー(sight)の二人でお届けします。

こういうのって普通はブログを始めた時に書きますよね(苦笑)

O.K.と言われても迷う柄位置

こっちがバランス良いと、気がついた。

すいませんー。変更しまーす。

T様シェード

サイトーさん、柄位置って、この場所か緑の話ど真ん中、どちらにします?