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2016年12月4日日曜日

S様のシェード



3つの窓の内、1つにダブルシェードのコード式を付けられて、
2つの窓に追加のご注文を頂きました。
ご新築された当時はワンチェーン式がなかったのですが、
今回は色々とご相談した結果、コード式の幕体を活かしてメカ交換をします。
後幕は廃番だったため、3窓とも交換です。
こうした場合、問題になるのがシェードの縫製仕様です。
メーカーや加工所、時代によっても変わっており、
今回のように一台の幕体を活かす場合は揃えないといけません。
以前はW1200のシェードで100巾の生地が
4スワッグで作られていたこともあり、
「おお~!良い仕事!」と唸ったこともありました。
そしてもう1つは柄位置です。
こちらは写真をとって、アートケイさんに送り、
同じ柄位置で作成します。
シェードの幕体交換って、意外と奥が深いのです。

2016年11月27日日曜日

K様のバルーンシェード



伊勢原市のK様のバルーンシェードが入荷しました。
バルーンシェードの場合、注意するのは仕上がり丈です。
下がりきるとフラットになりますので、
窓の下の方で止めておくことが多い場合、
裾の弧を描く部分は生地の重なりがなく貧相に見えてしまいます。
K様の場合も、そうした点をご説明して
普段止めておく場所を確認しながら仕上がり丈を決めていきました。
カーテンのリメイクもバッチリ仕上がっています。
あとはクリーニングの仕上がりを待つばかりです。

2016年11月12日土曜日

三人掛かりで

先日サイトーさんにお会いした折に言うのを忘れていました。
テキーラ!縫製担当のart-k後藤です。



三人掛かりでの仕事。窓にかざしてキズのチェックをしているだけですが。

最近良い物が多く出回るようになり、お選び頂くことも多くなった天然繊維の生地。
素材の特性上、どうしても織りムラやネップが多く出ます。
何処までがOK・NGかを判断しながら、作業に取りかかる前にチェックしています。

2016年11月6日日曜日

厚木市のT様入荷しました



本日、入荷のご連絡を差し上げたT様、
出来上がり商品をチラ見せ致します。
既存のレースとの色合わせを昼と夜共にご覧頂き、
慎重にご提案させて頂きました。
ヒダもたっぷりの使用で、バッチリ仕上がっております。

2016年11月4日金曜日

裏ワザ

バタバタとしている間に、
あっという間に日が経ってしまいましたが、
しばらく更新が止まってしまったので、
この間の現場をご紹介します。
まずは厚木市のK様のセパレートのシェード。


左右で各1巾づつの使用ですが、
中央で柄を合わせようとすると、
生地の端を使わないといけません。
そうすると生地の耳が裏側に見えてしまいます。
そこでアートケイさんが工夫してくれました。



裏側にバイアステープを付けて、
耳に印字してある文字を隠すという裏ワザです。
こういう提案をしてくれるのは本当に助かります。
K様にもとても喜んで頂けました。
当初は中央の柄合わせは無しのつもりでしたが、
こうして提案をしてくださる加工所さんのお蔭で、
お客様の笑顔が増えていきます。
オーダーカーテンの縫製には色々な工夫や技術が必要です。

2016年10月1日土曜日

フラットバランス

縫製担当のart-k後藤です。


良い曲線、出てます出てます。

サイトーさんからのFAX図面そのままに拡大、出来てますよ~。

それではっ

2016年8月8日月曜日

北極星



平塚市のK様のオーダーカーテンの発注書です。
お打合せ通り、1ツ山のウエイト落とし込み仕様でのお仕立てです。
その間に挟まれた『ポラリス』というのはフックの種類。
(おそらく)北極星から来ているのだと思いますが、
下から差し込んだフックが上から出てくることで
点ではなく線で芯地部分を抑えます。
これにより前倒れや山の向きが正面を向くなどのメリットがあります。
以前は透明が主流だったフックですが、
現在は熱処理の形態安定加工が増えたことにより、
白色のものになっています。
普段は見えない部品ではありますが、
色々と改良されカーテンの美しさに貢献しています。

2016年8月3日水曜日

I様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。
とっても暑い日が続きますね。ぼくが珍しく2階連続で投稿したら、雪でも降らないかなと・・・・

なんて冗談はさておき。




生地の性質や柄によって、裾から縫製だったり、頭からだったり。
縫製手順も生地が変われば、合わせて変わります。

2016年8月2日火曜日

M様カーテン

縫製担当のart-k後藤です。


取り付けられたリボン。
まるで最初からこのように織られた生地のように。

綺麗に縫えてますっ。納品まで、もうしばらくお待ちくださいっっ。

2016年8月1日月曜日

いつもと違う目的



あっという間に一週間が経っていました(苦笑)…
この間の現場もご紹介しながら、また書いていきたいと思います。
まずは当店お取引先のハウスメーカー様に納品したレースから。
シンプルシックなビンテージをテーマに、
担当のインテリアコーディネーター様と相談しながら
生地を選ばせて頂きました。
リビングにはビンテージ系で当店のイチオシアイテムになっている
横使いの麻100%レース。
裾はウエイトチェーンをロックせずに小さな折り返しの本縫い処理にしています。
ロック加工より強度を出すためにそうした仕様にすることが多いのですが、
今回の一番の理由はそこではなく、色です。
縦ストライプ、特に色の濃淡の強い生地の場合、
濃い方に合わせて黒い糸を使って裾をロックすると、
薄い色の部分の裾にも黒いラインが出来てしまいます。
薄い色に合わせても逆の現象が起きます。
本縫い仕様にすることで、
違和感の無い仕上がりにすることが出来るのです。
パッと見には気づきにくい工夫ですが、
見た目の印象に大きく影響します。

2016年7月20日水曜日

A様バランス

縫製担当のart-k後藤です。


サイトーさんの意図を汲んで生地の割り付けを。
綺麗に柄のリピートを並べています。

箱ヒダの陰、見えない部分で調節を。
見えない部分の一手間で、表に見える部分を
違和感なく自然な柄の並びになるように。

2016年7月19日火曜日

ヒダ山計算



150㎝の生地巾で1.5ヒダの場合、
多くのカーテンメーカーさんのカタログは
最大仕上がり巾が200㎝になっています。
200㎝×1.5=300=150巾の生地を片側1巾づつ使用という計算です。
でもこれには耳の折り返し分が入っていないため、
ヒダ取り機でつまめない、
手でつまんでも山がほとんどないカーテンになります。
でもM様のお見積もりはその要尺計算をしました。
他の窓で巾落とし分があり、その分を回すことができるからです。
今回はゴトー君の提案でジョイント位置も工夫して、
きれいなカーテンが出来上がりますのでお楽しみに!

2016年7月6日水曜日

平塚市のT様も発注しました


こちらは平塚市のT様の発注書です。
これまで当ブログでも何度かご紹介している
一間・100巾・2倍ヒダの山数指定をしています。
生地のはぎ合わせ(ジョイント)がヒダ山のトップに来るのを避ける為です。
レール類の発注も全て完了。
スタッフの確認も終え、後は商品の到着を待つのみです。

2016年6月22日水曜日

N様発注しました



ご新築時にお世話になった大和市のN様の発注をしました。
既存のカーテンにプラスして窓枠内に麻のレースを入れます。
ご購入時の明細書はデータが残っていますが、
念のため既存のフラットカーテンの総巾を測ってヒダ倍率を確認し、
同じようなウエーブになるよう発注します。
麻のレースは目が粗いので、フラットにした場合の透け感もご確認頂きました。
お客様それぞれのご要望や現場の状況によって、
同じカーテンでも仕立て方は様々。
オーダーならではの発注と言えます。

2016年6月19日日曜日

ジョイントずらし



明日の納品のK様の発注書です。
4巾と言うのは窓全体で使う巾数を指します。
150㎝巾の生地を4巾、片側で2巾をジョイントして作るという事です。
この場合、山数が奇数だとジョイントは中央に来ます。
仮に山が7つあれば、端から4つ目の山の中央になってしまいます。
カーテンのヒダの最も目立つトップの位置に線が入ってしまう訳です。
それは決してキレイではありません。
そんなちょっとした、でも大事なことをアートケイさんが気づいて電話をくれました。
明日は是非そんな部分もご覧ください。
メカ物の納期もバッチリ段取り済みです。
明日、宜しくお願いします。

2016年4月16日土曜日

当たり前のようで当たり前でないこと


洋服店を営まれている厚木市のW様がお選びになったのはポルトガルのレース。
エスニックな柄が立体感のある刺しゅうで表現されています。
価格はちょっと(かなり?)お高いのですが、
当店での販売は色違いを含めて3度目。
皆さん、この生地の魅力にはまってしまうのです。
生地の魅力を活かしつつ価格が抑えられるよう、
1つの窓にポイントで使ったり、ヒダを少な目にとったりと
色々な方法でご提案しています。
そしてもう1つ重要なのは加工所さん。
たとえプレーンな仕上げ方でも、
普段から特殊な生地を扱っているところでないと難しいんです。
こうした点も当店がアートケイさんに
オーダーカーテンの縫製をお願いしている理由の一つ。
多種多様な生地を当たり前のように縫製依頼できるって、
実はとってもスゴイことなんですよね。






2016年3月28日月曜日

デザインの背景


シェードの上部を切り替えてリボンテープを縫い付けた厚木市のJ様のシェードです。
発注の際は実際の生地を使って、スタッフとが1㎝単位で確認し、
その寸法をもとにアートケイさんと相談しながら製作しました。
でも、それよりももっとエネルギーを注いだのはプランニングです。
ご注文頂いたのはシェード1台ですが、
そこにはお客様の様々な想いがあります。
それがデザインに反映されているか、
お客様の作りたい部屋とイメージが一致するか、
そうした点を何度も確認します。
何の為にデザインがあるのかが、最も大事なことなのです。

2016年3月22日火曜日

シェードの柄位置





部屋の東西の壁面にある3つの滑り出し窓に取り付けた
厚木市のO様のシェード。
1つは入隅の関係で、他の2つよりも仕上がり巾が2㎝小さくなります。
そこでゴトー君が気を使って裁断してくれました。
通常は角上で合わせる柄位置をセンターにして、
見た目には分からないように配置しています。
納品時にお客様にご説明したところ、とても喜んで下さいました。
気付かないようにしたところを気付かせてしまうことになるので、
こうした点をご説明するのは迷うのですが、
喜んで頂けて良かったです。

2016年3月15日火曜日

ウラオモテ





間仕切りカーテンをお納めした海老名市のO様。
ガラスの壁越しに見えるカーテンを、
廊下から表に見えるようにしたいというご希望でした。
まずは表裏の分かりにくい生地選定、
フックは垂れ壁で見えませんが、
気になるのが両端の耳と裾の折り返しです。
そこで耳を表側に折り返して、
裾はウエイトチェーンを落とし込んだ仕様にしました。
現場の状況やお客様によってご要望も様々。
一つ一つ丁寧に対応していきたいと思います。

2016年3月7日月曜日

分からないのがミソ


生地上部から蔦が降りてくるようなデザインのケースメント。
掃き出し窓のように丈がある時は良いのですが、
では腰高窓はどうするか?
H様と相談の上、上部の柄部分を少しカットしました。
こうして写真で見ても分かりにくいですよね?
そこがミソです(笑)