バタバタとしている間に、
あっという間に日が経ってしまいましたが、
しばらく更新が止まってしまったので、
この間の現場をご紹介します。
まずは厚木市のK様のセパレートのシェード。
左右で各1巾づつの使用ですが、
中央で柄を合わせようとすると、
生地の端を使わないといけません。
そうすると生地の耳が裏側に見えてしまいます。
そこでアートケイさんが工夫してくれました。
裏側にバイアステープを付けて、
耳に印字してある文字を隠すという裏ワザです。
こういう提案をしてくれるのは本当に助かります。
K様にもとても喜んで頂けました。
当初は中央の柄合わせは無しのつもりでしたが、
こうして提案をしてくださる加工所さんのお蔭で、
お客様の笑顔が増えていきます。
オーダーカーテンの縫製には色々な工夫や技術が必要です。
2016年11月4日金曜日
2016年8月8日月曜日
北極星
平塚市のK様のオーダーカーテンの発注書です。
お打合せ通り、1ツ山のウエイト落とし込み仕様でのお仕立てです。
その間に挟まれた『ポラリス』というのはフックの種類。
(おそらく)北極星から来ているのだと思いますが、
下から差し込んだフックが上から出てくることで
点ではなく線で芯地部分を抑えます。
これにより前倒れや山の向きが正面を向くなどのメリットがあります。
以前は透明が主流だったフックですが、
現在は熱処理の形態安定加工が増えたことにより、
白色のものになっています。
普段は見えない部品ではありますが、
色々と改良されカーテンの美しさに貢献しています。
2016年8月2日火曜日
2016年8月1日月曜日
いつもと違う目的
あっという間に一週間が経っていました(苦笑)…
この間の現場もご紹介しながら、また書いていきたいと思います。
まずは当店お取引先のハウスメーカー様に納品したレースから。
シンプルシックなビンテージをテーマに、
担当のインテリアコーディネーター様と相談しながら
生地を選ばせて頂きました。
リビングにはビンテージ系で当店のイチオシアイテムになっている
横使いの麻100%レース。
裾はウエイトチェーンをロックせずに小さな折り返しの本縫い処理にしています。
ロック加工より強度を出すためにそうした仕様にすることが多いのですが、
今回の一番の理由はそこではなく、色です。
縦ストライプ、特に色の濃淡の強い生地の場合、
濃い方に合わせて黒い糸を使って裾をロックすると、
薄い色の部分の裾にも黒いラインが出来てしまいます。
薄い色に合わせても逆の現象が起きます。
本縫い仕様にすることで、
違和感の無い仕上がりにすることが出来るのです。
パッと見には気づきにくい工夫ですが、
見た目の印象に大きく影響します。
2016年7月20日水曜日
2016年7月19日火曜日
ヒダ山計算
150㎝の生地巾で1.5ヒダの場合、
多くのカーテンメーカーさんのカタログは
最大仕上がり巾が200㎝になっています。
200㎝×1.5=300=150巾の生地を片側1巾づつ使用という計算です。
でもこれには耳の折り返し分が入っていないため、
ヒダ取り機でつまめない、
手でつまんでも山がほとんどないカーテンになります。
でもM様のお見積もりはその要尺計算をしました。
他の窓で巾落とし分があり、その分を回すことができるからです。
今回はゴトー君の提案でジョイント位置も工夫して、
きれいなカーテンが出来上がりますのでお楽しみに!
2016年7月6日水曜日
平塚市のT様も発注しました
こちらは平塚市のT様の発注書です。
これまで当ブログでも何度かご紹介している
一間・100巾・2倍ヒダの山数指定をしています。
生地のはぎ合わせ(ジョイント)がヒダ山のトップに来るのを避ける為です。
レール類の発注も全て完了。
スタッフの確認も終え、後は商品の到着を待つのみです。
2016年6月22日水曜日
N様発注しました
ご新築時にお世話になった大和市のN様の発注をしました。
既存のカーテンにプラスして窓枠内に麻のレースを入れます。
ご購入時の明細書はデータが残っていますが、
念のため既存のフラットカーテンの総巾を測ってヒダ倍率を確認し、
同じようなウエーブになるよう発注します。
麻のレースは目が粗いので、フラットにした場合の透け感もご確認頂きました。
お客様それぞれのご要望や現場の状況によって、
同じカーテンでも仕立て方は様々。
オーダーならではの発注と言えます。
2016年6月19日日曜日
ジョイントずらし
明日の納品のK様の発注書です。
4巾と言うのは窓全体で使う巾数を指します。
150㎝巾の生地を4巾、片側で2巾をジョイントして作るという事です。
この場合、山数が奇数だとジョイントは中央に来ます。
仮に山が7つあれば、端から4つ目の山の中央になってしまいます。
カーテンのヒダの最も目立つトップの位置に線が入ってしまう訳です。
それは決してキレイではありません。
そんなちょっとした、でも大事なことをアートケイさんが気づいて電話をくれました。
明日は是非そんな部分もご覧ください。
メカ物の納期もバッチリ段取り済みです。
明日、宜しくお願いします。
2016年4月16日土曜日
当たり前のようで当たり前でないこと
洋服店を営まれている厚木市のW様がお選びになったのはポルトガルのレース。
エスニックな柄が立体感のある刺しゅうで表現されています。
価格はちょっと(かなり?)お高いのですが、
当店での販売は色違いを含めて3度目。
皆さん、この生地の魅力にはまってしまうのです。
生地の魅力を活かしつつ価格が抑えられるよう、
1つの窓にポイントで使ったり、ヒダを少な目にとったりと
色々な方法でご提案しています。
そしてもう1つ重要なのは加工所さん。
たとえプレーンな仕上げ方でも、
普段から特殊な生地を扱っているところでないと難しいんです。
こうした点も当店がアートケイさんに
オーダーカーテンの縫製をお願いしている理由の一つ。
多種多様な生地を当たり前のように縫製依頼できるって、
実はとってもスゴイことなんですよね。
2016年3月28日月曜日
デザインの背景
シェードの上部を切り替えてリボンテープを縫い付けた厚木市のJ様のシェードです。
発注の際は実際の生地を使って、スタッフとが1㎝単位で確認し、
その寸法をもとにアートケイさんと相談しながら製作しました。
でも、それよりももっとエネルギーを注いだのはプランニングです。
ご注文頂いたのはシェード1台ですが、
そこにはお客様の様々な想いがあります。
それがデザインに反映されているか、
お客様の作りたい部屋とイメージが一致するか、
そうした点を何度も確認します。
何の為にデザインがあるのかが、最も大事なことなのです。
2016年3月22日火曜日
シェードの柄位置
部屋の東西の壁面にある3つの滑り出し窓に取り付けた
厚木市のO様のシェード。
1つは入隅の関係で、他の2つよりも仕上がり巾が2㎝小さくなります。
そこでゴトー君が気を使って裁断してくれました。
通常は角上で合わせる柄位置をセンターにして、
見た目には分からないように配置しています。
納品時にお客様にご説明したところ、とても喜んで下さいました。
気付かないようにしたところを気付かせてしまうことになるので、
こうした点をご説明するのは迷うのですが、
喜んで頂けて良かったです。
2016年3月15日火曜日
2016年3月7日月曜日
分からないのがミソ
生地上部から蔦が降りてくるようなデザインのケースメント。
掃き出し窓のように丈がある時は良いのですが、
では腰高窓はどうするか?
H様と相談の上、上部の柄部分を少しカットしました。
こうして写真で見ても分かりにくいですよね?
そこがミソです(笑)
2016年3月4日金曜日
2016年1月14日木曜日
2015年12月22日火曜日
O様のレース
基本的には丈の長い窓にお勧めする、裾に柄のあるシアー。
それを敢えて腰高窓に使います。
とは言っても、そのまま使うとちょっとアンバランスになるので、
柄下の無地部分をカット。
柄が山のつまみに近づくと柄が歪んでしまうので、
フラットカーテンでお仕立てします。
今日は、リビングの輸入生地入荷の連絡も入りました。
アートケイさんとも納期の相談をして全てバッチリ。
順調に進んでおりますので、出来上がりを楽しみにお待ちください。
2015年12月10日木曜日
N様のレースの裾
茅ヶ崎市のN様の発注をしています。
こちらはリビングのレースの発注書です。
150巾縦使いの生地ですが、
片側1枚を1巾=ジョイント無しでお作りしますので、
裾は折り返しではなくウエイトチェーンの仕様にしました。
透け感のあるオパールプリントのレースですので、その方がキレイです。
耐久性も考慮して、細い折り返しを本縫いで叩く作り方です。
細部まで気を付けながら、
少しでも仕上がりが良くなるように考えて発注しています。
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