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2017年8月11日金曜日

当然の裏側

S様の現場では通常のブラケットの他に、
2種類のものを使いました。
こちらはリビング。

カーテンがAフックのため、
管下をあまり下げたくないネクスティは
逆L型のブラケットを使用。

こちらは洋室。



















窓枠から天井まで30㎜しかないバルコニー窓。
ネクスティでは光漏れしてしまうので、
エリートの正面付けをお勧めしました。
使用したのはT字型のブラケット。
天付の場合、野縁(天井の桟)との方向によっては付きませんので、
このブラケットとなります。

当然のように問題なく終わる工事も、
実は色々な専門知識を駆使しながら行われています。


2017年6月25日日曜日

レールの取付高さ




















S様の仕様書を書いています。
悩んでいるのはレールの取付高さ。
私たちカーテン屋が付ける場合、
同じ部屋のレールの高さは揃えるのが基本です。
でも、窓の高さの違いが大きかったり、
高さを変えるとビスが効かないケースなどは例外。
そして、S様の現場は後者です。
1間窓で外寸幅1510㎜の場合、
柱にビスを付けるのは難しくなります。
その場合は下地を使いますが、
そうすると同じお部屋の別の窓のレールの高さが
窓に近すぎてしまいます。
色々な取付パターンを考えての結論は、
リビングの誤差は小さいので床からの高さを合わせる、
2階は窓枠からの高さを合わせる、という取り付け方。
レールの取付には意外と専門知識が必要なのです。

2017年6月11日日曜日

K様ブラインド工事


K印刷様の工場のブラインド工事です。
排煙窓が内倒しのため、 アルミサッシに取付けます。
暑さ対策にきっと役立ってくれると思います。

2017年5月24日水曜日

K様、積み込み完了しました

明日はK様のダイニングセットの納品です。
メーカーさんのショールームにもK様と2回訪問して
慎重に選定を進めました。
きっと素敵なダイニングになると思います。
明日、宜しくお願いします。

2017年5月14日日曜日

不肖サイトー、頑張りました



現在発売中のインテリア雑誌「BonChic」に
当店の縫製をお願いしているアートケイさんが縫製し、
私が取付工事をさせて頂いているダルクデコ様の現場が紹介されました。
担当デザイナーはREIKOさん。
今、カーテン業界で一番注目されている方です。
高難度な工事になりますので、
現調にも同行し、どのような方法で施工するかまで打ち合わせをします。
こう書くと当たり前のようですが、
一般的には「作って」「付けて」と丸投げの方が多いので、
こうして徹底的に現場に向き合う方はとても珍しいのです。
自分に出来ることは準備すること、とは分かっていつつ、
いつも前日は緊張します。
でもなぜかすぐに眠ってしまうのですが。
妻に言わせると「おやすみ3秒」。
ベッドに入った後の記憶って、いつも無いんですよね。
たまには物思いにふけったりしたいのですが(笑)

2017年4月28日金曜日

一工夫した取付け

昨日施工した横浜市のA様、
懸案だったのは窓の上端が天井にきている横並びの2つの窓。
奥行きの関係で窓内にダブルは入りませんが、
レールを前に出すと下地がありません。
そこで…

















元々空いている穴には、 後々取り外しも可能なアンカーを使い、
ブラケットの後ろの方に穴開け加工をして、
そちらは下地に効かせます。
(壁と天井の際には石膏ボードを固定するための下地が入っています)

柱一本分を挟んで隣接する滑り出し窓は、
天付にせず正面付けに。
窓の両端に下地があること、
正面付けにした方がロールスクリーンの生地が
壁に沿うように降りるためです。


写真は窓の右側。
入隅(角)に柱があるので、ビスを斜めに打って効かせます。
どちらも付けてしまえば、「ただ付いただけ」ですが(笑)

2017年4月21日金曜日

H様ブラインド工事

今日は茅ヶ崎市のH様のブラインド工事でした。


高さ50㎝のキッチンの窓は、
そのまま指定すると60㎝の操作ポールがつき、
カウンターについてしまうので短めに指定。
それでも付いてしまう操作コードは
現場でカットしています。

浴室のブラインドはテンションタイプ。


当店では付け替えの場合、
浴室ブラインドはテンション式にはしません。
両端に付けるプレートを貼る両面テープの力が弱くなるので、
落下する可能性があるためです。
今回は浴室タイルを新しくされていたので、
テンション式にしています。
ブラインドも窓の特徴によってお勧めする商品や
発注方法、取付工事の時にすることも変わってきます。




2017年4月10日月曜日

東京恐るべし


朝一で東京、というスケジュールがたまにあるのですが、
悩むのがルートです。
私の住む小田原市から海沿いに
西湘バイパス→横浜新道→第三京浜と出るか?
それとも小田原厚木道路→東名高速と行くか?
前者は藤沢・戸塚間が混み、
後者は東京インターから首都高三号線が混みます。
今回は東名ルートを選んだのですが、何と東京インター手前から事故渋滞。
川崎で降りる?いずれにしても混む場所だからそのまま行く?
悩んだ末に…降りました。
尻手黒川線は朝でも動くので問題はその先の246号線。
祈るように合流すると…
混んでなかった~!
お客様のお宅には何とか時間ピッタリに到着。
何と高速で名古屋までいくのと同じくらいかかってしまいました。
東京恐るべし。


2017年4月5日水曜日

下地を調べる道具


今日は厚木市のO様のロールスクリーン工事でした。
天井に間仕切りとして取り付けますので、
石膏ボードの裏にある構造材にビスを打ちます。
私たちカーテン屋はワンプッシュと呼ばれる
細ーい針を刺して下地を調べる道具を持っていますが、
極力それを使わずに調べます。
(極細ではありますが、穴が開くので)
そんな時に使うのがマグネット。
石膏ボードを構造材に止めているビスの位置を調べて、
建物の構造を把握します。
道具も色々と必要です。

2017年3月28日火曜日

レールの高さ合わせ



藤沢市のI様のオーダーカーテン工事です。
一見、同じ高さについているように見える2つの窓、
実は3㎝違います。
これは窓の高さをバルコニーから取り、
そこに水勾配があるためです。
窓の状態では気づきませんが、
レールが付くと妙に目立つので、
レールの高さは床から合わせます。
窓の上端からの高さは変わりますが、
通常はレースは閉めてあるので分かりません。
レールの取り付け方も、色々な注意点があります。

2017年2月25日土曜日

一工夫した取付け

付いてしまえば分からないのですが、
案外色々な工夫が必要なのが
オーダーカーテンやブライインド等の工事です。
海老名市のO様の工事はまさにその連続でした。
普通に付けただけに見えますが、
普通に付けただけです(笑)。
ただし、向きは逆にしています。
ボックスの奥行きと生地を下げたい位置の関係で、
本体をボックスの手前側に取り付けました。
こうした場合、ブラケットのツメを押すことが出来ず、
生地を下げ切って直径を細くしないと外せなくなります。
そしてその方法で外すと生地に折れ皺が付いたりします。
そうしたことを予測して、あえて逆向きに取り付けました。


エアコンが窓枠の上端ギリギリについている滑り出し窓。
事前に取り付け状況を確認して、
ブラケットを窓に跨がせて付けています。
窓の左は柱があるので大丈夫ですが問題は右。
窓枠のチリ(でっぱり)をかわすために使う「ふかし材」を加工して、
窓上の下地に向かって90㎜の長いビスで左斜め上に向かってビス打ち。
ばっちり下地に効かせています。


加工しているのは天付ブラケット。
ブラケットが割れないように細い穴を開け、
細いビスで天井際の下地に効かせます。
でも90㎝巾の小さい窓でも、
これだけではレールが前倒れする可能性があるので、


保険をかけてアンカーを打っておきます。
後でビスは効いているので、
耐荷重重視ではなく、後で取り外しも出来るタイプのもの。

バッチリです。
でもこれが付いてしまうと分からないんですよね。
だからカーテン工事って、
専門の職人の重要さが伝わりにくいのかもしれません。









2017年2月17日金曜日

築地



茅ヶ崎から厚木、そして田園調布と回り、最後は築地。
間口2間の4F建ての建物は、良い感じに古さを残した
センスあるリノベーション現場。
それぞれの場所にそれぞれの生活と家があることを実感する一日でした。


2017年1月17日火曜日

ショールーム訪問



秦野市のY様にご提案する生地を探しに代官山に来ています。
輸入カーテンのショールームのスタッフさんにも手伝って頂いて、
あちこちからサンプルブックを出しては戻しの繰り返し。
その間も色々と話をしながら、
曖昧だったイメージを具体化していきます。
当店でプランニングをする時も必ずミーティングをするのですが、
話すことで見えてくるものってあるんですよね。
お陰様で良い生地が見つかりました。
これを土台にして、これからさらに詰めていく作業に入ります。


2016年11月26日土曜日

壁と合わせる



間仕切りでお使いになる厚木市のK様のロールスクリーン。
取付ける天井面は出隅側が2㎝程下がっていました。
そこを避けて奥へ着ければ良いのですが、
それでは生地と壁面が揃いません。
ほんの2㎝ですが、こうした点はとても気になるのです。
そこでスペーサーを使って取付面を下げ、
生地と壁面を揃えました。
ぱっと見た時に違和感が無いよう、
工夫をして取り付けています。

並んだ窓に装飾レールを付ける



横並びの一間の掃き出し窓にグレイス16を使った秦野市のI様のリビングです。
こういう時に問題になるのがポールのわずかなズレ。
窓枠、床から、それぞれを㎜単位で正確に測り、
墨出しの糸を使ってさらに微調整を加えても、
僅かなズレは起きてしまいます。
ビスを打った時に下地に「持って行かれること」もあるからです。
こういう場合、当店では片側のポールを長く取り、
ブラケットの上でジョイントしています。
こうすることでキレイな一直線のポールが出来上がります。

2016年11月19日土曜日

正面付は簡単?

発注の際にご紹介が出来ませんでしたが、
茅ヶ崎市のK様の現場では
ちょっと長いブラケットを使用して施工しました。

シングルも


ダブルも


理由は窓台です。



一般的な長さのブラケット(取付金具)では、
レースが窓台に乗っかっているようなイメージになります。
最近は個性的な住宅が増えてきましたので、
レールもブラインド類も「ただ付けるだけ」という現場はありません。
時にはそれによってプランそのものが変わることもあります。
当たり前に終わるためには、経験と確認の積み重ねが必要です。

2016年11月18日金曜日

天付は簡単?

窓周り工事の中でも、天付(天端に付ける)は
比較的簡単と言われますが、
それもやはり現場次第です。
ネクスティを天端に付けた茅ヶ崎市のN様の現場です。


最初41㎜のビスで打ったところ効きません。
そこで理由を考えます。
「マグサが浮いてる?」と予測してキリを指してみると…
ありました。
60㎜以上の長さがないと付かない距離でした。
こうした予測は家の構造を理解していないと難しいかもしれません。
家の特徴が分かれば後は早い、
と思いきやカーテンボックスで再度問題が。
ビスが効かない…

と、そこで我に返ります。
ここは先ほどのように窓内ではないのでマグサはありません。
喰いつくのに最後で効かないということは…
コンパネに半首(ビスの下の方にネジが切ってないタイプ)で
打っているからと予測して全ネジに。
無事に取付が完了しました。
付いてしまえば簡単そうに見えるのがカーテン工事ですが、
そのプロセスには読みと経験が必要です。















2016年11月10日木曜日

シェードの取付け

















本日工事に伺った川崎市のO様の滑り出し窓。
クローゼットの扉が干渉するため、
窓内にプレーンシェードを付けることになったのですが、
ロール網戸があるので通常のブラケットでも
幕体が手前にはみ出てしまいます。
そこで奥行の少ない天付ブラケットを指定して手配しました。
実はそれでも数㎜出てしまうので、
ロール網戸の隙間に少しだけもぐらせています。
こうしたことが出来るのも天付ブラケットならでは。
計算通りバッチリ納まりました。

2016年8月2日火曜日

ブラケットの加工


野縁(天井の石膏ボードを止める桟)とも合わず、
壁側にも下地がない箇所が一か所だけあった伊勢原市のA様のリビング。
事前の現調で分かっていたので対策を取っていました。
天井の際には野縁とは別に石膏ボードを止める桟があるので、
天付ブラケットの後ろ側に穴を開けてビス止めし、
本来の穴はアンカーで前倒れを防止します。
全部がこの付け方では強度的に不安です。
一か所だけだから出来る裏ワザです。

2016年7月25日月曜日

丁寧であるということ



お盆前の納品でバタバタとした一週間、
気付くとあっという間に日が経っていてびっくりします。
先週は久しぶりに職人さんと工事をしました。
お願いしたのはこのブログでも以前ご紹介した事のある、
レールメーカーの職人Kさん。
私はこの方の真似をすることで正しい工事の仕方を勉強し、
この方と工事をすることで自分の今を確認してきました。
今回もKさんは(良い意味で)相変わらずでした。
私はいつも小さな段ボール箱に金属系ゴミ用をまとめて入れるので、
本体に付属している不要なビスはバラバラッとそこへ入れてしまいます。
すると……それを出して種類ごとにまとめて小さなビニールに入れるKさん。
いや…、サスガにそこまではと思いました。
レールのカット残も種類ごとにキレイにまとめ、
長めの段ボールに揃えています。
(*写真は店に持ち帰った後に入れ替えたものです)
ま、まあ、そこまでやらなくても…。
とその時は思っていました。
でも、後から色々考えさせられてしまいました。
Kさんは丁寧さが必要な時だけ便利道具みたいにそれを持ち出すのではなくて、
工事に関するありとあらゆることを丁寧にしているから、
ミスをしないんじゃないかと。
ここは注意が必要だから丁寧にって思っても、
普段の何気ない仕事が丁寧でない人は結局ミスをしてしまったり…。
丁寧って、実はそれ位難しいことなんじゃないかと、
カット残のレールを見ながらそんなことを思いました。
お盆休みまであと少し。
全てのことを丁寧に、皆さんに喜んで頂けるカーテンをお届けしたいと思います。